コンセプト

一次予防とは、病気にならないための生活習慣を身につけること

今までの日本の医療は、患者さんが病気になるのを待って治療する傾向があります。それでは本当の健康な生活を守ることが出来ません。医師も、患者さんが病気にならないような生活習慣の指導に、力を注ぐことが必要と考えています。
私は、平成10年から和歌山県警の産業医として一次予防に力を入れ、その努力により感謝状までいただきましたが、主には、肥満、運動不足、喫煙対策でした。特に、肥満は今まさに話題のメタボの原因であり、糖尿病を筆頭とする生活習慣病そのものです。その仕事の中で感じたことは、全く何の症状もなく病気に対する危機意識もない肥満者や運動不足、喫煙者に対して、将来健康な生活を迎えて頂くための指導の難しさでした。ご本人に健康生活に目を向けさせる動機付けが、思うようにはいかないのです。
現代の治療技術の進歩はめまぐるしいものがありますが、病気になってからではやはり限界があります。このことを理解してもらうようにすることが、仕事と考えています。

一次予防とは、病気にならないための生活習慣を身につけること

二次予防とは、病気を早期発見、早期治療すること

当クリニックは、開業以来、外来診療、人間ドック、健康診断を同時に始めました。
病気の早期発見特に人間ドックでは、ご本人の希望により胃レントゲン検査を、胃カメラ検査に変更可能としました。開業当時は、このような人間ドックはほとんどありませんでしたが、最近は増えてきたようです。
このことにより、日本人に多い胃がんの早期発見が可能となり、その恩恵を被った方が相当数いらっしゃいます。また、症状がなくご本人が全く気がついていないままで健診を受けられ、ひどい糖尿病が見つかり、入院出来ないとのことで、外来で治療を開始するケースもあります。
糖尿病は2007年の厚生労働省の集計によれば、予備軍を含めて2,200万人を超え、極めてハイペースでの増加が危惧されています。このような病気も早期発見し、治療をしないとあとで大きな合併症で苦しむことになります。

二次予防とは、病気を早期発見、早期治療すること

三次予防とは、病気の治療を行うこと

これが元来、病院や診療所で行われている医療行為です。このことで当クリニックがモットーとしていることは、自分の専門分野(糖尿病、消化器等)の治療を守り、専門以外の疾患あるいは入院治療を必要とする患者さんは、速やかにかつ適切にご紹介することにしています。
長年のネットワークによるご紹介先として、和歌山市内では、和歌山医大、日赤病院、労災病院、済生会病院等があります。
糖尿病以外では、最近話題のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の除菌治療も、もっとも早い時期からはじめ、相当数の治療例があります。

三次予防とは、病気の治療を行うこと